勝利への脱出

Escape to VICTORY
1981年、アメリカ

10年くらい前、いや、もっと前ですね。
あっ、20年前になるかも。
ほぼ毎週劇場で映画を見ていました
日本映画やハリウッド映画は見たいものがない時で、
単館上映的なものですね。
そういうマニアックなものを好んで見ていました。
そのことを知っている若い子が、
ボクのお勧めの映画は何か、と尋ねたんです。

「勝利への脱出」シルベスター・スタローンが出てたな。
主役だったかどうか忘れたけど,,。
サッカーの映画でね、ペレが出てるんだよ。
あの頃(会話があった頃)はサッカー熱が始まったくらいで、
たまたまその彼はサッカー好きだったんです。

全く知らないそうで、さっそくDVD借りて見たそうです。
ずいぶん評判が悪かった。
まぁ、ボクの日頃の会話や、映画への志向などから
こう、なにか、深さというか、
考えさせられるような映画を期待していたのかもしれません。
それならそうと、言ってくれればいいのにね。
ひき出しは持ってんだからさぁ。

まぁ、非常にベタな映画なんですよ。
嫌いな人はいないと思うけど、求めないかもね。

見てみましたが、スタローンは主役ですね。
1979年がロッキー2ですら、充分ビッグネームですね。
ボクの好きな映画はハッピーエンドです。
そして、そのエンディングの見せ方ですね。
この「勝利への脱出」みたいなのが好きなんです。

勝利への脱出



はっきり覚えてないんですけどね。
自衛隊の中で見たような気がする。
映画を駐屯地で上映するんです。
あれは、教育隊のときだったかなぁ。
どこの駐屯地でもやっていたわけではないような気がする。

戦争中の話なんです。
ドイツ軍の捕虜になっている連合軍の兵士が、
ドイツ軍とパリでサッカーの試合をするんです。
審判はナチスの息がかかってるわけで、
まともな試合ではないんですが、
まぁ、だんだんうまいこと、
いい試合になっていくんです。
この辺でやめておきましょうか。
単純な映画なんで、ネタバレは禁物かと。

続・男はつらいよ(第2作1969年)

「続」なんですね。
マドンナは佐藤オリエさん。
恩師(東野英治郎)の娘さんです。まぁ、幼馴染といいましょうか。子供のころ悪ガキの寅さんに泣かされた娘という設定ですね。それが、気立てのいいキュートな娘さんになっているわけです。
1作目と同じで、父親に愛されているおかしな寅ちゃんという存在のままなんですが、そういう立場での寅さんは実にいい人ですから。。。

弟分といえば、帝釈天の寺男・源公の佐藤蛾次郎さんですが、秋野太作(津坂匡章で)さんも前回同様舎弟として出てきます。
生みの母親(ミヤコ蝶々)に会いに行ったり、まぁいろいろ細かい場面が組み込まれていますが、なんか子供っぽい感じで、大人(?)になった寅さんしか知らない人には、ちょっと、見てらんないかも。

この作品は、あまりさくら(妹)は出てこないんだけど、寅さんがとらやにチラッと顔出してすぐに駅に向かう寅さんを追いかけて追いついたときのセリフが、ボクの中では光りますね。
「あんまりよぉ。こんなことって、ないわ」

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続・男はつらいよ

男はつらいよ (第一作1969年)

ボクの好みからいきますと、寅さんシリーズは主人公がハッピーエンドになりませんので不可ということになりそうですが、、、ならないからこそ、シリーズとして続くわけですよね。
寅さんが恋に破れるということは、恋敵のハッピーエンドでもあります。などとむりやりこじつけることもありませんね。ボクは映画「寅さん」が好きです。
ボクが映画館に足を運ぶようになったのは二十歳のころからで、それ以後は「寅さん」を劇場で見ていますが、それ以前のものはテレビのロードショーで、子供のころ何作か見た覚えがあります。
DVDでは、本編の前にこんなテロップが入ります。
「おことわり この作品には、今日では一部不適切と思われる表現がありますが、著作物の歴史的価値を考慮し、製作当時のまま収録しております。」
この作品は、妹さくら(倍賞千恵子)の結婚が大きな筋となっていますが、寅さん(渥美清)は帝釈天の御前様(笠智衆)の娘(光本幸子)に旅先で出会い、のぼせ上っては恋破れるという。寅さん映画での王道が描かれています。
この作品でのいいシーンは、さくらの結婚式での新郎(ひろし:前田吟)の父親のスピーチでしょうか。志村喬さんが演じていますので、重みがあります。
渥美清さんは寅さんのイメージを守るためにある時期からほかの作品には出なくなりましたので、確かに若いんですがあまり違和感を感じません。前田吟さんやおばちゃん役の三崎千恵子さん、タコ社長役の太宰久雄さんもそんな感じです。が、倍賞千恵子さん、かわいいですね。この当時おいくつだったんだろう。


『男はつらいよ』DVD

映画ブログに関する、はじめに

ボクの書きます映画評は、もしかしたらネタバレになります。ボクにとって、ストーリーというものは大切なものではあるけれど、感動させてくれるものは、そのストーリーそのものよりも演出にあると考えています。
ボクはハッピーエンドが好きです。明るい気持ちになって見終えたいのです。
日本の映画では、ストーリーとしてはハッピーエンドではあるけれど、最後がしんみりしちゃう。というものがよくありました。最後に主人公であるカップルが結ばれる、または結ばれる予感を示して終わるというパターンです。たとえば、そのカップルが見つめ合って終わる、抱きしめ合って終わる。そんなシーンが多いわけですが、それだけではボクの中ではしんみりとよかったな。と思って終わるわけです。
自分なりに、自分の好みのハッピーエンドを分析してみますと、そのカップルが「祝福されているという絵」が好きなようです。こんな時、ボクは明るい気持ちで見終わることができるのです。この「祝福されているという絵」をどのように見せるか、それが演出なんだと思うのです。
ここで話が戻ります。
ボクの好む映画は、ボクの想像通りにハッピーエンドになる映画なんです。どんでん返しがあってもいいんですが、それは映画上でのストーリーの流れであって、意外性は必要ないんです。その意味で、映画のストーリーの結末はボクにとってウエイトが重くないのです。その意味において、ボクはネタバレの記事を平気で書きます。そして「祝福されている絵」を明確に紹介するような記事は書きません。
しかし、さらに言えば、本当にいい映画は「祝福されている絵」を知っていても、やはり感動できますね。同じ映画を見て、同じ場面で泣けるのです。