続・男はつらいよ(第2作1969年)

「続」なんですね。
マドンナは佐藤オリエさん。
恩師(東野英治郎)の娘さんです。まぁ、幼馴染といいましょうか。子供のころ悪ガキの寅さんに泣かされた娘という設定ですね。それが、気立てのいいキュートな娘さんになっているわけです。
1作目と同じで、父親に愛されているおかしな寅ちゃんという存在のままなんですが、そういう立場での寅さんは実にいい人ですから。。。

弟分といえば、帝釈天の寺男・源公の佐藤蛾次郎さんですが、秋野太作(津坂匡章で)さんも前回同様舎弟として出てきます。
生みの母親(ミヤコ蝶々)に会いに行ったり、まぁいろいろ細かい場面が組み込まれていますが、なんか子供っぽい感じで、大人(?)になった寅さんしか知らない人には、ちょっと、見てらんないかも。

この作品は、あまりさくら(妹)は出てこないんだけど、寅さんがとらやにチラッと顔出してすぐに駅に向かう寅さんを追いかけて追いついたときのセリフが、ボクの中では光りますね。
「あんまりよぉ。こんなことって、ないわ」

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続・男はつらいよ

男はつらいよ (第一作1969年)

ボクの好みからいきますと、寅さんシリーズは主人公がハッピーエンドになりませんので不可ということになりそうですが、、、ならないからこそ、シリーズとして続くわけですよね。
寅さんが恋に破れるということは、恋敵のハッピーエンドでもあります。などとむりやりこじつけることもありませんね。ボクは映画「寅さん」が好きです。
ボクが映画館に足を運ぶようになったのは二十歳のころからで、それ以後は「寅さん」を劇場で見ていますが、それ以前のものはテレビのロードショーで、子供のころ何作か見た覚えがあります。
DVDでは、本編の前にこんなテロップが入ります。
「おことわり この作品には、今日では一部不適切と思われる表現がありますが、著作物の歴史的価値を考慮し、製作当時のまま収録しております。」
この作品は、妹さくら(倍賞千恵子)の結婚が大きな筋となっていますが、寅さん(渥美清)は帝釈天の御前様(笠智衆)の娘(光本幸子)に旅先で出会い、のぼせ上っては恋破れるという。寅さん映画での王道が描かれています。
この作品でのいいシーンは、さくらの結婚式での新郎(ひろし:前田吟)の父親のスピーチでしょうか。志村喬さんが演じていますので、重みがあります。
渥美清さんは寅さんのイメージを守るためにある時期からほかの作品には出なくなりましたので、確かに若いんですがあまり違和感を感じません。前田吟さんやおばちゃん役の三崎千恵子さん、タコ社長役の太宰久雄さんもそんな感じです。が、倍賞千恵子さん、かわいいですね。この当時おいくつだったんだろう。


『男はつらいよ』DVD