別冊正論第10号

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『「東京裁判」を読む』を購入した日だったか翌日、お客さんからもらった本です。
そのころは、新宿思い出横丁の居酒屋で働いていました。
お客さんは、ボクが『「東京裁判」を読む』を買ったことを知りません。

『別冊正論第10号』
東京裁判の呪縛を断つ

編集人/上島嘉郎 〈産経新聞社〉

当然ながら、この当時のボクは上島嘉郎さんを知りません。
今は上島さんの「ライズ・アップ・ジャパン」を聴講するほどのファンです。

東京裁判史観からの脱却無くして自律なし 渡部昇一
【徹底討論】「世紀の虚構」を超克せよ 伊藤隆/櫻井よしこ/坂本一哉/牛村圭/八木秀次
東京裁判へのクレムリン秘密指令 アレクセイ・A・キリチェンコ 訳/川村秀
東京裁判史観を崩壊させる満ソ国境紛争の最新研究 瀧澤一郎
東京裁判史観を痛打する「ヴェノナ」のインパクト 福井義高
東京裁判史観克服もうひとつの意義 江崎道朗
今こそ「歴史解釈権」の回復を 小堀桂一郎
パール判事をめぐって「月刊正論」誌上で3年にわたって交わされた白熱論争
 パール判事は「憲法9条」を「ガンジー主義」と言ったのか 小林よしのり
 パール判事は保守派の友たりえない 西部邁
 石部邁氏の誤謬を正す 小林よしのり
 法と道徳をめぐる西部・中島両氏の誤謬 八木秀次
 パール判決書の意味を歪める学者たちの知的不誠実 小林よしのり
 やはり「パル判決」は「日本無罪論」ではない 牛村圭
 誤読をしておいて他人を批判する小林よしのり氏の「知的不誠実」 東谷暁
 なぜ「パール判決書」に触れないのか 小林よしのり
 「パール読みのパール知らず」がもたらす害毒 東谷暁
 ケルゼンを知らねばパール判決は読み解けないか 高池勝彦
 厳密ナル意味ニオケル「パル判決」の位置を説く 牛村圭
孫が明かすパール判事の気概 サティアブラタ・パール 訳/田川康吾
東京裁判史観という妖怪と横田喜三郎
我が国の政治は東京裁判をどう捉え語ってきたか 本誌編集部


東京裁判については、
今たまたま「海軍反省会9」というのを読んでおりまして、
その最後の章が第92回で、
東京裁判について豊田隈雄さんが発表しております。
発表している時期は昭和62年です。

豊田さんは、終戦時大佐だった方で、
ドイツ大使館付武官であったためヨーロッパにいました。
戻ってからは、東京裁判の対策にかかわり、
裁判後は資料収集を実施、
おそらく法務省に眠っていた資料というのは、この豊田さんの功績大だと思います。

豊田さんのウェッブ裁判長の解説はこんな感じでした。
「天皇を、訴追されるべきであったのを、それは訴追されていないから、その分の罪をみんなほかの被告がかぶっているはずだから、その分だけを、まあ自分の少数意見でマッカーサーに対して、あんたの責任で少しずつ軽くしてくれということを頼んでいるわけです」

このままでは紹介している本が違ってしまいますので、
渡部昇一さんの寄稿から少し引用します。

パール判決書を読めば、日本人が東京裁判の「内容」を受諾する必要がないことは明らかなのである。しかし敗戦国としては、戦勝国の下した「判決」には従わなければならなかった。裁判の「内容」を受諾するか、「判決」を受諾するかは、絶体に混同してはいけない。
ここで改めて東京裁判に関してサンフランシスコ講和条約で日本が受諾したことは何かをはっきりさせておきたい。
サンフランシスコ講和条約第11条の「戦争裁判の受諾」という部分の原文(英語)は accepts the judgments となっている。この judgments という言葉は、「裁判」なのか「判決」なのか。 Judgments を「裁判」と訳したのは悪訳、いや、誤訳と言ってもよいが、厳密に言えば「判決」でもない。複数になっているから「諸判決」とすべきだ。諸判決とは絞首刑・東條英機他六名、終身禁固刑・賀屋興宣他十五名、禁固七年、重光葵などといった、きわめて具体的な個々のもので、日本が受諾したのは、この諸判決である。

別冊正論第10号

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