井上成美の遺言(海軍兵学校第37期編〈上〉)

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  目次
イントロダクション
第三十七期編〈上〉
 過ちを改むるに憚ること勿れ
 少尉任官
 陸軍歩兵中隊
 それぞれの萌芽
 満州事変
 『いさお』
 南寧作戦
 第一航空艦隊
 コタバル上陸作戦
 マレー半島上陸
 マレー沖海戦
 敵のおもわく
 島田戦車隊登場
 島田戦車隊さらに突進
 ジョホールバルへ
あとがき
参考文献

 イントロダクション
ボクが井上さんの同期である草鹿任一さんを知ったのは、生出寿さんの本からです。
生出さんは海軍兵学校七四期(以後(七四期)と記す)で、当時兵学校校長であった井上さんの教え子になります。
草鹿さんは井上さんの前の校長で、生出さんは草鹿さんがラバウルに出てからの入校生徒です。草鹿さんは井上さんとは対極的な人、といった登場の仕方で、井上さんが四角四面なら草鹿さんはざっくばらんというか、ボクの印象としては軍人としては砕けすぎた人、かな。といったものでした。・・・草鹿さんが校長に決まったとき、同期からはこう言われたそうです。
「草鹿は兵学校に行儀見習いに行くそうな」
ところが草鹿さんの伝記なんかを読んでみると、もう、ただただすばらしい、唸るほどの方です。経歴を追ってみても教官や、教育機関での勤務が多い。
戦後、井上さんが歴代の大将に等級をつけて批判していたことに、
「井上は、よくない」
 と言った。とありましたが、草鹿さんの人物を知ると、この言葉の重みがずいぶん違ってきます。

・・・そもそも陸軍はドイツに学び、海軍はイギリスに学んでいます。このあたりにも大きな違いがありそうですが、・・・どこの国でも陸軍と海軍は仲が悪かったそうですが、日本の場合は人種が違うような感がある。
・・・小沢さんの葬儀には陸軍の将星が多く参列されたそうです。この一事をもってしても、この人は立派な人だな。そんな思いがボクにはありました。そして草鹿さんの存在を知り、もしかしたらこのふたりは指揮官として優れているだけではなく、人物としても井上さんより上なんじゃないか?そんなことを思うようになり、兵学校三七期の代表として、このお二人のことを書いてみたいな、という思いが募ってきたわけです。

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